ピロール農法

 今年から、ピロール農法と言う農法で、お米を作り始めています。
 方法は簡単です。ピロール資材を収穫までに2回振りまきます。それだけで、美味しいお米が、出来ると言うのです。美味しいお米を食べてみたいと言う気持ちは、誰もが持つ気持ちだと思います。この農法で、私自身が、美味しいお米を食べたいと思っています。
 私も、初めてです。どなたか、ピロール農法で作ったお米、味見してみませんか?
 ピロール米とは3年以上作り、しかも特別な検査に合格した物しかピロール米と名乗れませんが、私自身も非常に楽しみにしているこのピロール農法で作ったお米を一緒に味見してみませんか?ご注文を受付していますどうぞよろしくお願いします。

8/15に収穫しました。予想を遙かに上回る籾の張り。これは期待できます。試食が大変楽しみになってきました。
8/23に試食しました。こっ、これは美味い!!南国土佐で、こんな味のお米が出来るとは・・・おどろきです。これは皆さん試食してみる値打ちありますよ。ご注文承り中です。

詳しいうんちくは、下のピロール農法のオフィシャルページの抜粋からどうぞ。

 ピロールとは、有機化学の用語で窒素を含む五角形の環状をなす有機化合物を指し、ギリシア語で「」を意味します。

 「有機の元」「栄養のもと」であり、植物・作物は全てピロールのお世話になります。

 このピロールがさらに環状に4個組合わさると、ポルフィリンとなります。ポルフィリンは「生化学の魔術師」と称される不思議な物質なのです。名前の由来は、大王の高貴な色と言われる古代紫「ポルフィラ(パープル)」からきています。

 ポルフィリンは、葉の緑、血の赤の原因ともなるもので「生きた有機化合物」といえるものなのです。

 糞尿や動物の死骸にはポルフィリンのかけらが大量に含まれていて、普通の有機農法ではこの糞尿等の分解過程で生成されるものを「堆肥」つまり有機肥料として利用しているのです。

 「ピロール農法」は、このポルフィリンの分解したものを利用するのではなく、らん藻によってこの分解を止めてしまい、逆にポルフィリンを再合成されてしまうのです。このポルフィリンは微生物たちに吸収され、他の物質の分解を促進する働きがあります。分解された栄養素は植物の根から吸収されやすくなり、またポルフィリン自体も植物にも吸収されて葉緑素が作られます。
 さらに、らん藻の光合成の働きにより、根に酸素が供給されることになり、根腐れなどの心配もなく根が丈夫に成長するため、さらに植物の生育がよくなります。

 つまり、ピロール農法は、らん藻の働きによって、「生きた有機化合物」であるポルフィリンを優良循環させることによって土壌環境の浄化や栄養豊かな作物を作り出そうとする、従来の農法とは全く発想の異なる農法なのです。 

   有機物の基礎となるピロールの化学記号  

さらに...、

 らん藻は光合成、つまり太陽光を浴び二酸化炭素を吸収し酸素を放出しますが、このとき光合成の過程で土壌中にあるさまざまなミネラル(金属)のキレート化を行うのです。

 このため、根からのミネラルの吸収が良くなるのです。

 このキレート化されたミネラルは人間にとっても吸収率が抜群に高いのです。

 キレートとは、「カニのはさみで物をはさむ」といった意味ですが、この場合は、ミネラルを有機物で挟み込んで(金属を中心にして有機物が周りに配置する環状構造の化合物を作る)植物の根から吸収されやすくなるということになります。

 ピロール作物の分析結果を見ますと、カルシウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラルが一般の作物よりかなり多く含まれます。

 この理由はピロール資材が、らん藻を繁殖しやすくするため各種ミネラルを豊富に含んでいることと、らん藻の行う光合成の過程で、ミネラルのキレート化が進み、丈夫な根からこれらキレート物質が良く吸収されているということなのです。

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